つわりと胎夢
アンニョンハセヨ、インジュです。
毎日暑いですね。いかがお過ごしですか。
私はというと、実は妊娠6か月に入り、なるべくゆっくり過ごすようにしています。
12月に出産予定。こうなるとますます「新婚ブログ」じゃなくなりそうですね(笑)
安定期に入って今はすっかり元気なのですが、つわり(입덧)の時はなかなかつらかったです。
すっぱいもの、さっぱりしたものが欲しくなる、というのはよく聞く話ですが、私の場合は異常に辛い物を欲しました。
ひたすら辛ラーメンを食べていましたね。会社のコンビニに辛いメニューが置いていなくて、仕方ないので激辛スナック菓子をポリポリかじるほどでした(でも辛さが全然足りなかった…)。
妊婦向け雑誌を読むと、食べるとよくない食べ物に「キムチなど辛いもの」と書いてあって「ありえない!」と思っていたのですが……。
辛めの純豆腐チゲを食べたところ、胃が弱っている時期なのでかなり苦しみ、やはり適度にしたほうが良いと思い知りました。
韓国にいる経産婦の友人に聞くと、「激辛は食べないし、出産後だと母乳が辛くなるからキムチも食べないようにしている」と言っていました。
今はすっかり落ち着いて、買い占めた辛ラーメンがあまってしまっています・・・
まだ性別はわからないのですが、周囲が男の子の「胎夢(태몽)」を見たという報告をしてくれるので、もしかしたら??と思っています。
胎夢は赤ちゃんを授かる前後に本人や家族が見る「予知夢」。
龍や虎、牛などの夢は男の子、真珠や花、果物は女の子というふうに言われています。
韓国の歴史ドラマでよく、龍の夢を見たところ王子が生まれたなんていう場面がありますよね。
夫に説明しようとしたのですが、胎夢って日本語で何て言うんだっけって思って辞書を引いたところ、あてはまる言葉がなくて困ってしまいました。
父は母の妊娠がわかる前、真珠の夢を見たといいます。故郷の村の貯水池から無数の真珠が湧き出る夢だったそう。実際に生まれた娘の私に、「チンジュ(真珠)」と名付けようとしたと言っていました(苦笑)
今回もまだ詳しくは聞いていないのですが、父は男の子に関連する胎夢を見たそうです。
そしていとこも私が妊娠を伝えたころに、虎の夢を見たと言っていました。
家で虎を大事に大事に飼っていたところ隣人に発覚されそうになり、これはまずいと引っ越した夢だったそうな。
夫の口ぶりを見ているとどうやら男の子を期待している様子なので、もしそうだったら喜びそう。サッカーボールや地球儀を買ってあげたいらしいです。
ちなみに虎は、強くてリーダーシップのある丈夫な子が生まれる夢なんだそう。社会で立派な人間として成長し、大きな成功を収めるとか。なんて吉夢!
いずれにせよとにかく、元気な子が生まれて来てほしいと願うばかりです。
私は産婦人科に通って赤ちゃんを授かりましたが、もしかしたら私たち夫婦を心配して父が韓国から買ってきた漢方薬のおかげもあるかもしれません。
父は多くを語らずに「体に良いから必ず2人で飲みなさい」とだけ言ったのですが、家に帰って効果を調べて、夫と一緒に笑ってしまいました。
この漢方薬が効いたとすれば、効果てきめんすぎるのですが・・・
もし関心がある方がいらっしゃれば、ぜひご連絡くださいませ。(※PRではありません笑)
アン・インジュ
1984年ソウル生まれ。1990年に来日、神奈川県で育つ。延世大学校政治外交学科卒。日本の全国紙に勤務中。