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インタビュー フードアナリスト・金成姫さん

インタビュー フードアナリスト・金成姫さん インタビュー フードアナリスト・金成姫さん

アンニョンハセヨ、インジュです。

読み応えのある記事が満載の「あんにょんブログ」。私も毎回楽しみにしている1人なのですが、筆者の皆さんがどういった方々か気になりませんか?

今回、グルメのカテゴリーを担当しているフードアナリストの金成姫(きむ・そんひ)さんにお話を伺ってきました。

研究熱心で素敵なオンニでした!

――「激辛マニア」としてテレビや雑誌で活躍されていますね

グルメユニット「食べあるキング」(http://www.tabearuking.com/)のメンバーになってから、「激辛といえば」と依頼をよく頂くようになりました。各ジャンルに精通した食べ歩きの達人ら約30人によるユニットで、食にまつわる企画をプロデュースするなどしています。

私の担当はアジア料理やフレンチもあるんですけれど、どんどん激辛色が強くなっています(笑)

――辛くても全然大丈夫なんですか?

昔から家でキムチやプッコチュ(青唐辛子)を当たり前に食べていたので、他の人より辛い物が得意なんだと後から気付きました。

よく聞かれるのはカレーの「ココイチ」や激辛ラーメンの「蒙古タンメン中本」ですが、一番辛くてもいけます。どれだけ辛くても、時間をかければ完食できちゃいますね。

ただ私、「激辛好き」というより、辛くておいしいものが好きなんです。なので、単に猛烈に辛いだけっていうのはちょっと…。

以前、時間制限で激辛ラーメンをどれくらい食べられるかという企画があったのですが、辛さは平気でしたが美味しくなくてつらかった。

やっぱり美味しいものをちゃんと味わって食べたいです。

――1級フードアナリストの資格や調理師免許を持っています。食への関心のきっかけは?

経済的余裕がなかったので両親が共働きだったのですが、家族の団欒を大切にしていたため、せめて食事は一緒にできるよう外食する機会が多かったです。そんな忙しい母が、休みの日に作ってくれた栄養バランスを考えた韓国料理は温かさを感じていました。

アルバイトを始めた学生時代から、食べ歩きが好きで、発信していきたいという思いがありました。真心の込もった料理というのが好きなんです。お店や食材のこだわりがわかると、もっと味わい深くなると思いませんか?

私、フレンチも好きなんですが、少量のソースでも信じられないくらい手間がかかっていたりするんです。そうした驚きとか発見とか、耳よりな情報を伝えていきたい。だからブログ(https://ameblo.jp/becomeprincess1013/)では、辛い料理が苦手な人たちにもおすすめできるようなお店も紹介するようにしています。

――「食べあるキング」で初めてお名前を見た時、何だか新鮮でした。

ずっと本名を使って暮らしていたのでそのままです。でも政治情勢によって仕事がキャンセルになったり、ネットで嫌みを書かれたりすることもありました。

ニックネームで活動していれば、もっといろんな仕事ができるのかなあと思うこともあります。でもなるべく、「自分がまだまだだから」と思って頑張るようにしています。

それに本名でいることで、誰かの勇気になればいいなという思いもあります。

――今は独立してフリーランスに転身しています。
OL歴が長く、オフの時間を使って食べ歩きなど好きなことをやっていました。

調理師免許はOL時代、夜間学校へ通って取得したんです。毎回終電で帰って、また翌朝から出勤という生活。あの頃は若かった(笑)好きなことだからできたんですね。

その後は社団法人フードアナリスト協会の事務局を経て、フリーランスになりました。

――あんにょんブログの読者にメッセージをお願いします!

私も以前は学生会に入っていて、サマーキャンプなどがっつりと活動していました。

ブログでは、皆さんが小さいころから食べてきたもの、素晴らしい食文化をもっと好きになってほしいと思って書いています。

テンジャン(味噌)チゲ、辛い料理など、昔はあまり好きじゃなかったという人もいるかもしれませんが、今では家庭の味やおふくろの味と思えるのではないでしょうか。

そうした味を後世に伝えていきたいです。

――カムサハムニダ!

聞き手:アン・インジュ
1984年ソウル生まれ。1990年に来日、神奈川県で育つ。延世大学校政治外交学科卒。日本の全国紙に勤務中。お酒が弱くなったことが悩み。