韓流スターが紅白歌合戦に6年ぶりに出場 女子高生に大人気のTWICEとは
先日、『第68回NHK紅白歌合戦』に出場を決めた歌手が発表された。
その中で、ひときわ注目を浴びたのは、韓流スターのTWICEである。韓流代表として、2011年にKARA、少女時代、東方神起が出場して以来、6年ぶりの快挙となる。
とはいっても、イマイチ、TWICEを知らない人は日本では多数ではないだろうか。そこで、改めて、TWICEに迫ってみたいと思う。
TWICEとは、韓国の大手事務所であるJYPエンターテイメント所属の韓国、日本、台湾出身者、9人からなる多国籍アイドルグループだ。
2015年、オーディションからサバイバル形式で公開放送され、大きな人気を博した。デビューアルバムのタイトル曲『Like OOH―AHH』がヒットし、その年の年末には、僅か、44日という異例の速さで『2015年 Mnet Asian Music Award』で女性新人賞を受賞。
2016年には、2015年の新人女性歌手の中でアルバムいる上げ枚数1位を記録し、第30回ゴールデンディスク賞のアルバム部門で新人賞を受賞。その後も、『M COUNTDOWN』や、『ミュージックバンク』、『SBS人気歌謡』といった韓国を代表する数々の音楽番組のランキングで1位を獲得。その名を韓国に轟かせた。それは日本にも派生し、日本デビュー前にも関わらず、オリコン週間アルバムランキングの10位にランクインを果たすほどに。その後も、名だたる音楽賞を受賞し、2017年6月、満を持して日本デビューを果たした。
10月には、日本でのファーストシングル『One More Time』が週間シングルランキングで首位を獲得し、その人気を不動のものに。日本でその人気を支えているのが、女子高生だと言われている。なぜ、日本のアイドルがいるにも関わらず、韓流アイドルに流れるのか、その真相を探ってみると。
「日本のアイドルはAKB48や乃木坂46、モーニング娘。‘17といった子供っぽさをウリにしている。大人ウケはするでしょうが、同世代からしたら、別に魅力は感じません。でも、韓国のアイドルは等身大なんですよね。私たちが普通に求めるかわいいがTWICEには凝縮されているんです」(女子高生のファン)
確かに納得できる。日本を代表するアイドルであるAKB48やモーニング娘。‘17はどこか幼く、どちらかというと男性をメインターゲットにしている。一方、TWICEは女子高生たちの憧れが等身大の姿で映し出されているのであろう。
また、日本人メンバーがいたこと、さらに、オーディション番組が放送されたことも、固定ファンがついた要因ともいえる。練習生16人が喜び、時に涙し、切磋琢磨し、勝ち進んでいく姿に感情移入したファンが“Once”(TWICEのファンという意味)として、支えているようだ。
(松庭直)