韓流スターならぬ、日流スターの時代到来?
チョンソンです。
先日、K-POP好きな知人大学生とランチをしていた時のこと。韓国料理店の大きなモニタからは韓国の放送局・SBSが流れていました。
その『いき○り!黄○○説。』を彷彿させる自給自足バラエティの『ジャングルの法則』という番組を見ていると、大学生ちゃんが出演者を指し「あ、カン・ナムだ」と言いました。
このカン・ナムくんは日韓ダブルで、2016年に解散したヒップホップグループM.I.Bのメンバーでもありました。本名は滑川康男で、康男=強い男ということでカンナム。
いい名前ですねえ。
チャラさが売りのカンナムくんは『ジャングルの法則』をはじめバラエティ番組などで活躍しています。他の出演者と並んでも遜色のない韓国語を話すところも、人気の理由なのでしょうか。
なんでもソウル市内に5階建てのビルを建て、不動産投資をするほど儲けているようです……
少し前まではいわゆる韓流スターが人気でしたが、このように日本から韓国に進出する芸能人の存在が、ここ数年目立っています。
韓流ならぬ日流の時代が、韓国に来ているのかもしれません。
中でも一番人気で、韓国人なら誰もが知っていると言っても過言ではないのは、チュ・サランちゃん(満6歳)ではないでしょうか。
モデルのSHIHOと格闘家の秋成勲の娘で、満2歳から父子で『スーパーマンが帰ってきた』という番組に出演していましたが、「顔も仕草もかわいい!」と大ブレイク。
SHIHO本人もinstagramで「もっと言語勉強しないと!」と言っていたように、SHIHOオンマが韓国語を間違うのを、父子で笑ってるのも韓国の視聴者にはツボなのでしょう。
2017年には『チュブリ―(チュ+ラブリーの意味)一家がやってきた』というリアリティ番組が作られるほど、国民的親子として認知されています。
グラビアモデルの篠崎愛ちゃんも、2016年にMAXIM KOREAというグラビア系男性誌の表紙を飾って以来、韓国男性のハートをわしづかみ(死語……)しています。
私も彼女が韓国・MBCの番組内で、まだ習いたてといった感じの韓国語で「日本から来た篠崎愛です~」とあいさつするのを見て「こりゃやられるわ……」と思いました。
だってナイスバディに童顔で「TWICEが好き」とTWICEダンスを披露したり、「大好きです! カンジャンケジャンが」とか、これまたいちいちかわいいんですもの。
しかし何と言っても外せないのは、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で、「あの竹野内豊系のイケメンは誰?」と多くの視聴者をザワつかせた、大谷亮平さんでしょう。
石田ゆり子扮する、百合ちゃんの前に現れるスーパーハイスペックイケメンで、嫌なモテ男かと思いきや……な風見涼太を演じてましたね。
大谷さんは2016年に帰国するまで、10年以上韓国でモデルや俳優をしていました。
韓国の所属事務所HPには「2006年にSBSシチュエーションコメディの『ソウルメイト』でデビュー」とありますが、韓国で仕事をするきっかけは、日本でモデルになってすぐの2003年に出演した、ダンキンドーナツのCMだったそうです。
(15年近く前の動画がアーカイブされている、韓国のダンキンドーナツすごい……)
ソウルっ子の友人が「フツーにドラマとか映画に出てた」と言うように、映画『神弓』や『バトルオーシャン 海上決戦』、ドラマ『朝鮮ガンマン』などに出演し、俳優としてのキャリアを築き上げてきました。
2009年2月にハンギョレに掲載されたインタビューでは、
「韓国に特別な感情があって、こちらで仕事をしたい。いつかは日本に戻るだろうけれど、第2の故郷のような国ができたみたいで良いですね」
と答えていました。
その真面目な姿勢が評価されたのでしょう。ちなみにこの友人は昔から竹野内豊の大ファン。
やはり竹野内系の俳優・前川泰之さんも、2009年に韓国の『アジア・モデルフェスティバル』に日本から選出されていたし、この系のご面相は韓国で人気なのかしら……?
大谷さんは現在、6億円くじ・BIGのCMでマツコねえさんに恋する「福山さん」を演じるなど、活動の場を広げています。
しかしAmazonプライムで放送されていた主演ドラマは、内容に問題があったことから最終話の配信がストップしています……。
これは大谷さんにはまるで瑕疵がないことなので、非常に残念!
今後はぜひ良い作品に巡りあって、国境など軽く飛び越え続けて欲しいと思います。
(チョンソン)