あんにょんブログ
青年会みんなの情報ブログBORDERLESS HOUSE KOREAインターンシップ 報告
あんにょんはせよ~青年会中央本部では、在日青年の語学力強化に向けた取り組みを行っています。
取り組みの一つとして、BORDERLESS HOUSEのインターンシップを活用させていただいています。今回のあんにょんブログは、インターンとして働いてきた青年の声をきいています。
ご興味のある方は、青年会中央本部までお声かけください。
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はじめまして。私は8/6~8/15の間、BORDERLESS HOUSE KOREAでインターンとして働いた髙田淑瑛(韓国名:고 숙영)です!
曾祖父が韓国人であり、私は日本の東京に生まれ在日韓国人4世として、BORDERLESS HOUSEの李さんを紹介していただき、青年会でさの会員の韓国語能力アップ事業のはじめてのモデルケースとしてインターンシップをやってきました。
滞在中はBORDERLESS HOUSEが運営するシェアハウスの忠正路ハウスにて生活をしていました!ここでは外国人と韓国人が一緒に暮らすシェアハウスです。私が生活を送った忠正路ハウスでは韓国人はもちろん、日本人やフランス人など総勢14人、計5カ国の方々が一緒に暮らすハウスでした。
韓国語はまだ勉強したてで不安も多い上、10日間とはいえ一人でソウルに滞在すこと自体が初めてだったので、最初はずっと緊張でいっぱいでした!
BORDERLESS HOUSE KOREAにおける具体的な仕事内容は、韓国旅行情報の専門サイト「コネスト」におけるシェアハウス募集の掲示板へ日本語における掲載、日本の方の入居希望者とのメール対応や、実際にスタッフの方と一緒に入居者の方の入退去手続き・掃除等のサポートをしていました。
私にとってインターンシップは今回が初めての経験です。まずそもそも「シェアハウスを経営している仕事」に関して抽象的な印象しか持っていませんでした。しかし、スタッフの方々と一緒に仕事をしてみると抽象的であった仕事内容も、段々と把握していき業務内容が明確になっていったと同時に、このような事務的な仕事は経験がないためとても新鮮に感じました。人と家を繋ぐ仕事は入居者の方々の環境にも影響されるため、責任感のある仕事であると認識しました。わずかな判断材料をもとに見極める力が最も必要である仕事であると思います!
忠正路ハウスでは2人部屋での滞在ということで、初めてルームメイトの方に会った時やハウスメイトの方と話した時も、とても緊張しました。当初はルームメイトの知っている数少ない日本語と、翻訳機を使用してコミュニケーションを取っていました。しかし、共通の趣味であるピアノの話やお互いのプライベートの話を語り合っていくうちに、心身共に距離感を詰めていくことが出来ました!コミュニケーションを取ろうとしてくださる姿勢にも影響され、日が経つにつれて最終的には私自身も韓国語を話そうとしたり、教えてもらおうと積極的になることができました!
ハウスメイトの1人が2週間日本へ行くということで、夜ご飯をみんなで食べに行きました!最初は5人で集まっていたのが、最終的には11人も集まりました!!忠正路ハウスのみなさんの仲の良さがよくわかります!
お酒を飲みながら韓国語・英語で会話をするのももちろん初めての体験で、未だにとても信じられないです!
国籍も性別も多種多様で様々な言語が飛び交い、ハウス内にいるだけでも異文化交流が可能であることに身をもって実感しました!とても素敵な瞬間を過ごせたと思います!!ひとつひとつの物事を体験したり知ることができたのは、たくさんの方々の優しさや協力のおかげです。ハウスに住みながら働く上で、 周りの方々に恵まれていたことを実感しました!新しい環境に出ると人見知りをして控えめになってしまう私が、ほんの少し話しかけただけで積極的に話してくれたり教えてくださったりして本当に嬉しかったです。きっとみなさんの性格だとは思いますが、とても良いハウスに巡り合えたと思いました!!
日本で生活をしているとなかなかこのような体験をすることは難しいです。また、日本語がほとんど通じないため、カタコトであったとしてもどうにかしてコミュニケーションを取ろうとし、嫌でも韓国語と英語に触れざるを得ません。 最初は思っていることを伝えられず気弱になってしまう事や、慣れない地での失敗が多々ありました。しかし、思い通りに出来なかったことや失敗だとの経験は私にとって実践的な勉強になっていると思います。
日本語ができていても韓国語が話せないと出来ることが限られると思いましたが、暮してみれば何とかなるものでした。世界の壁はそう高くないことが、今回の滞在期間で思い知らされました。言語が話せることよりも、まずは知らない世界へ飛び込む勇気を持って挑戦してみることが、最も重要なメソッドだと思うことができた大切な経験を得ることができました。同時に、自分には韓国のルーツを持ってながらも母国語でコミュニケーションを取ることが困難であることは、とても悔しかったため勉強面においても良い刺激を受けたと思います。
(淑瑛)
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