日韓関係のこれから
アンニョンハセヨ、インジュです。
9カ月の娘、バイバイができるようになりました。
お店の女性が「バイバーイ」と言ったら、「ババ~」と声に出して手を振っているではないですか!
昨日できなかったことが今日はできるようになっていて(ソファによじ登るとか、イスの下にくぐって物をとるとか)驚きの連続です。
「バ」とか「パ」とか破裂音はおもしろいのかよく言い、「パパ」や「アッパ」みたいなことは言います。(でも父親を指しているわけではない様子)
それなのに「ママ」や「オンマ」は言わない!なぜ!
「マ」の方が言いやすそうなのに。
“엄~마. 엄마 해보세요!(オンマって言ってみて)”と言っても、にやりと笑うだけ。
むしろ、言えるのにわざと言わないのではないかと疑いたくなる不敵の笑みです。
ちなみに以前、家族の呼称問題( 前回ブログはこちら)について書いたことがあるのですが、我が家は「お父さん」と「ママ」に落ち着きました(笑)
こういったところは、ほぼ「アッパ」「オンマ」一択の韓国の方が楽だなあ。
それにしても、相変わらず日韓関係は悪いですね。
ソウルで韓国人男性による日本人女性への暴行事件があったり、今度は東京で日本人女性による韓国人学生への暴行があったり…
信じられないようなニュースばかりです。
先日、月齢の近い赤ちゃんのいる韓国人女性とランチをしたのですが、彼女は韓国にいる実母から「外で韓国語を話すな」と言われたそうです。
「そんな~大げさな」と2人で笑い話にしましたが、いざ外に出ると、何だか韓国語で話すことにためらいが出ました。
韓国人だということを周囲の人がどう思うだろう? とつい考えてしまったんです。
そんな自分自身に驚いてしまいました。
朝日新聞の世論調査(9月14、15日実施)によると、韓国が「嫌い」と答える人は年代が上がるほど多い傾向にあるといいます。
以下は9月17日付、朝日新聞の引用です。
韓国への好悪を聞くと、韓国を「好き」は13%、「嫌い」が29%、「どちらでもない」が56%だった。
18~29歳は「好き」が23%で、「嫌い」より多い。「嫌い」は、高い年齢層に多い傾向がみられ、70歳以上では41%が「嫌い」と答えた。
特に女性は、18~29歳、30代ともに「好き」が2割を超え、「嫌い」を上回った。男性も18~29歳では「好き」が2割で、他の年代より高い。一方、40代以上は「嫌い」が「好き」を大きく上回り、男性では50代以上の4割が「嫌い」と答えた。
もう一つ興味深い調査があります。
日本の「言論NPO」と韓国のシンクタンク「東アジア研究院」が行った日韓国民を対象とした共同世論調査(5月~6月実施)によると、日本に良い印象持つ韓国人は過去最高となったそうです。
以下は6月12日付、毎日新聞の引用です。
韓国に良い印象を持つ日本人が20・0%で過去最低だったのに対し、日本に良い印象を持つ韓国人は31・7%で過去最高となった。
元徴用工判決やレーダー照射問題が日本人の韓国に対する印象に影を落とす一方、韓国から日本への渡航者の増加が印象の改善につながったとみられる。
日本も韓国も、特に若い人たちが政治問題とはかけ離れてお互いの文化や食べ物、人々を好きだと言いますよね。
少し前に夫の遅い夏休みでグアムに行ってきましたが、プールサイドでスマホの翻訳アプリで会話する韓国人男性2人と日本人女性2人(要はナンパですね!)を見つけて、何だかほほえましく思えちゃいました(笑)
脱線しますがグアムは噂通り、日本人観光客と韓国人観光客だらけ!
現地の皆さんも日本語と韓国語をちょっとずつ話すし(空港でも日本語や韓国語で指示してくれてびっくり。こんなフレンドリーなイミグレーションは初めてで拍子抜けしました)、メニューも案内もすべて日韓併記。
コンビニに行けばキムチのパックやソジュが置いてあるし、何だか海外のような気がしませんでした。
フライト時間も短く時差も1時間、子連れにやさしいのでおすすめです!
閑話休題。
とにかくこれからは若者の時代。
そう考えると、今後の日韓関係はそんなに暗くもないのかな、とも感じました。
何よりも嫌韓で稼ごうとする動きが早くなくなること!
あんにょんブログのライター・チョンソンさんも言っていましたが、皆さんあまり心を痛めすぎず、支えあって乗り越えましょうね。
問題が正しい方向で解決し、両国が前に進むことができますように…!
(アンインジュ)
1984年ソウル生まれ。1990年に来日、神奈川県で育つ。延世大学校政治外交学科卒。日本の全国紙に勤務。韓日ダブルの娘の子育て中。