あんにょんブログ

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韓日結婚式比較

韓日結婚式比較

アンニョンハセヨ、インジュです。
新緑の美しい季節ですね。
先日、職場同期の結婚式に行きました。
日本の結婚式は久しぶりで、韓国との違いを改めて感じたりしました。
今回はその違いについて書いてみようと思います。

 

①誰でも参列できる

一番大きな違いはここ。日本では招待を受けたゲストのみが参列しますが、韓国では誰でもオーケー。新郎新婦と直接面識がなくても可(とはいっても、まったく知らない人の結婚式には行きませんが)。

新郎新婦のきょうだいの友人とか、祖父母の友人とか、かなり遠い親戚の子どもとか、父親の仕事関係の人とか、本当にいろんな人がやってきます。大勢の人に祝福してもらうことが大事。何より韓国では結婚式は本人たちよりも、言ってしまえば「親のため」。そのため両親の関係者がものすごくたくさん来るので、基本が200人近い参列者になります。

 

②キリスト教式は信者だけ

日本の結婚式の場合、多くはキリスト教式か人前式ですよね。韓国はキリスト教式で挙げるのは本当の信者だけ。たいていは「主礼(チュレ)」という媒酌人を立てて進行します。主礼は新郎新婦(もしくは親)がお世話になった方、恩師や名士にお願いしたりします。最近は主礼なしの結婚式も広まりつつあり、日本の人前式のようにオリジナルのスタイルをとったりします。

 

③披露宴はなし

挙式→食事で終了。早ければ1時間くらいで終わるので、日本の感覚からするとちょっと味気なく思えるかもしれません。(逆に韓国人にとって3時間近い日本の結婚式は窮屈な様子でした)

引き出物もなし。両親への手紙、なんていう演出もなし。でも友人から「祝歌(チュッカ)」のプレゼントはあります。これは挙式会場で行われます。

食事は広い食堂でビュッフェ式が一般的。ご祝儀を渡すと食券を渡されるので、挙式後に食堂へ移動して各自昼食。テーブルにドレス&タキシードからチマチョゴリ&パジチョゴリにお色直しした新郎新婦があいさつに来ます。
式場では何組もの挙式があるので、食堂で他のカップルの参列者と一緒になることもあり、なかなかせわしないです・・・

 

④ご祝儀は日本より安い

日本のご祝儀の相場を話すと、韓国では大変驚かれます。韓国では仲の良い友達で10万ウォンほど。学生の時に先輩の結婚式へ行った時は3~5万ウォンほど出しました。友達のお姉さんの時は、他の友達3人でお金を出し合って10万ウォンを封筒に入れて「友人一同」と書いて出すことも。もちろん親戚や会社の上司たちはもっと弾ませます。

 

⑤カジュアルな格好でもOK

きれいなワンピースを着て朝から美容院で髪をセットして、という人もいますが、全体的にもう少しカジュアルです。中には普段着のジーンズ姿で来る人もいます。なので、そのノリで日本の結婚式に参列して、日本のゲストとの服装の差に焦った、なんていう話を聞いたこともあります。

 

こんなところでしょうか?
私的には、「呼んだ・呼ばない」でややこしくなりそうなので韓国のように誰もが参列できるスタイルの方がいいと思っていて、でも普段着で来られるのは嫌だな~という感じです(笑)

そんな私自身の場合は、さんざん悩んだのですが、結局日本だけでごく近い親族だけを呼んだ結婚式にしました。韓国だと基本が200人と大規模で仰々しいですし、何より準備が面倒・・・
総勢30人ちょっとの小さな式は韓国のゲストにとって本当に新鮮だったようで、食事もゲスト同士の会話もゆっくり楽しんでもらえました。

ちなみに下の写真は、私が韓国で参列した中で一番素敵だった「韓屋(ハノク)」レストランであった結婚式。
「今はやりのスモールウェディング」といっていたのですが、それでもゲストは100人近く!日本で言えばかなりしっかりした規模ですよね。

 

秋晴れの野外ウェディングで、本当に良いお式でした。

韓国で式を考えている方、おすすめですよ~!

 

アン・インジュ

1984年ソウル生まれ。1990年に来日、神奈川県で育つ。延世大学校政治外交学科卒。日本の全国紙に勤務中。お酒が弱くなったことが悩み。

全国8ヶ所の地方本部にて定期的に事業を開催しています。
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