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「IUの恋人」チャン・ギヨンの魅力が炸裂(映画「ザ・バッド・ガイズ」)

「IUの恋人」チャン・ギヨンの魅力が炸裂(映画「ザ・バッド・ガイズ」)

ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED thebadguys.jp

 

アンニョンハセヨ。チョンソンです。

先日、日本でも大人気の歌手のIUが、是枝裕和監督の映画に出演するという報道がありました。
IUといえば声とビジュアルはもちろん、歌唱力にも定評がある「国民の妹」として知られていますが、ドラマでも活躍しています。イ・ジュンギやカン・ハヌルと共演した『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』や『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』なども人気を博しましたが、彼女の代表作は『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』ではないでしょうか。

今や世界的俳優のイ・ソンギュンや、ドラマには欠かせない存在となったパク・ホサンなどが出演していますが、ほっこりタイトルとは裏腹にこの作品、非常に重い。未見の人に少し解説すると、IU扮するヒロインのイ・ジアンは、ある過去を抱えているために社会から孤立していて、友人と体が不自由な祖母の2人が世界の全てとなっています。そんな彼女は犯罪スレスレどころか、もろに犯罪行為に手を染めたりする中、会社の上司である「おじさん」によって、少しずつ世界が広がっていくという話なのですが……。

なぜ重いかというと、ジアンは借金を抱えていて、その借金を取り立てる元友人のグァンイルに、何度もボコボコに殴られるから。男性が女性を殴るだけでもありえないのに、「もうやめて!」と言いたくなるレベルで、傷だらけになるまで容赦なく殴られます。

彼女を脅し、殴るグァンイルを演じているのは、モデル出身のチャン・ギヨン。なんと彼はかつてIUの「FRYDAY」「赤い靴」というMVで、IUの恋人役を演じているのです。

グァンイルはジアンのことが好きだったけれど、あることがきっかけで彼女を激しく憎むようになり、でも離れることが出来ない。だから借金を理由に束縛し、暴力をふるい続けるのですが、それがまた辛くて悲しくて(しかもMVではラブラブだっただけに)。見終わったあとも忘れられない、とても印象深いキャラクターでした。

最近は立て続けにドラマに出演していますが、彼が演じる悪に徹しきれない悪い男をまた見たいと思っていたら、なんと人気ドラマを映画化した『ザ・バッド・ガイズ』で、まさにそんな役を演じているのを発見!

ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED thebadguys.jp

元ヤクザや犯罪者が1人の元刑事とともに巨悪に立ち向かう『バッド・ガイズ-悪い奴ら-』は、当時わき役が多かったマ・ドンソクを一躍メジャーにしました。今回はマ・ドンソクとキム・サンジュンのオリジナルキャストに、『カンナさん大成功です!』のキム・アジュンとチャン・ギヨンが加わるのですが、まあここでも随分と暴れる暴れる。でもやっぱり悪いだけではなく、どこか愛おしさのあるキャラクターだったので、ドラマの新作が作られる際には、ぜひ彼も登場させて欲しいと思ってしまいました。

刑事ドラマや映画は「悪役」「善人役」が固定化されてしまうものも多いけれど、悪や善の中にもグラデーションがある。その曖昧な境界をきっちり演じられる役者との出会いも、映画やドラマの醍醐味と言えるのではないでしょうか。

ちなみにこの作品には日本のヤクザが出てくるので、お約束の「ネイティブではない日本語」が、ちょっと炸裂しています。ヤクザの親分を演じているのは、「日本人役」と言ったらこの人! のキム・インウ氏(宮城県出身の在日三世で、韓国で活躍中)なので、彼だけはネイティブ日本語を話しています。が、「お前はいったいいつの時代の人間だ!」とツッコミたくなるような口調なので、かなり笑ってしまいました。そしてマ・ドンソクの日本語も相当怪しいので、ぜひ注意して聞いてみて欲しい。

『ザ・バッド・ガイズ』は4月9日から全国公開予定ですが、その頃には緊急事態宣言が明けて、コロナ禍も落ち着いているといいですね。ではまたアンニョン。

チョンソン

ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED thebadguys.jp

映画『ザ・バッド・ガイズ』

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