オリニジャンボリーのリーダーを経験して
大学二年生だった2012年夏、大学の先輩に誘われて、オリニジャンボリーにリーダーとして初参加し、2014年、2016年と3回にわたり、リーダーとして夏をオリニたちと共にした。
正直なところオリニジャンボリーのリーダーは、肉体的にも精神的にも大変である。
朝は、もちろん早く起きて、オリニの体調の確認、着替えの促し、持ち物の確認をする。
そして、日中は体力の限界を知らない彼らと一緒に走り回る。
夕食を食べて彼らを寝かしつけた後も、すぐに休めるわけではない。
リーダー会議で、その日の反省点や、翌日につなげられる改善点などを確認する。
そして、会議が終わったら、オリニたちの部屋をまわり、温度チェックと体調を崩している子がいないか確認する。
どこに飛ぶかわからないオリニなので、常に気を張っている状態が5日間続く。
そんなリーダーをやってきて、よく聞かれたのは、
「なんで、こんなに大変なオリニジャンボリーのリーダーに3回も志願したの。」
である。
実際、自分でも不思議に思うときがある。
ましてや2014年の時は、兵役中で、貴重な休暇を使ってまで参加したから、まわりから「心配」されたくらいだ。
でも、2回以上リーダーをやったことがある人は自分だけではないし、3回以上参加している人も数多い。
そして、リーダーを共にしてきた仲間は、口をそろえてこう言う。
「初日から、もう二度とやらないって思うけど、最終日には、早く2年後の夏が来ないかなって考えているんだよね。」
もう一度リーダーとして参加したい理由は、人それぞれかもしれない。
子供がすきだから。
過去にオリニとして参加しリーダーにあこがれていたから。
リーダー達と絆がつくれたから。
次回はもっと頑張れる気がするから。
一度経験がある人には、勧める必要性は全く感じないけれど。
まだ、リーダーの経験がないのであれば、参加するかしないか迷っているのであれば、ぜひとも参加して欲しいと思う。
大変なのは変わらないけれど、オリニジャンボリーを通してしか、得られないものがある。
去年の夏、オリニジャンボリーのリーダーをしてよかったという出来事があった。
2017高校サマースクールにスタッフとして参加したが、そこに私の班だったオリニが参加したのだ。
2012年の夏、光化門前の噴水でびしょ濡れになりながら一緒に走り回り、部屋では枕合戦をし、ジャンボリー最終日には誰よりも泣いていたあのオリニと、今一度韓国で夏を共に過ごすことができた。
5年が経ち、たくましい少年になっていたが、無垢で素敵な笑顔は変わらずであった。
2012年初めて参加したジャンボリーで自分の班だったオリニと、まさか5年後に、思い出話をしているとは思ってもいなかった。
こんな素敵な出会いを作ってくれた、オリニジャンボリーに、誘ってくれた先輩に、感謝の気持ちを伝えたい。
(キョンナム)
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