あんにょんブログ

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オンライン授業スタート!

オンライン授業スタート! オンライン授業スタート!

あんにょんはせよ~ 

毎月1回、 済州の暮らしをちょこっとご紹介していく『済州紀行』担当のすんじゃです。

 

まだまだ新型コロナウイルスが終息したとはいえない韓国ですが、

かなり落ち着いてきました。

昨日(4月29日)は、新規感染者が4名!しかもすべて海外からの入国者だったようです。

もちろん、まだまだ油断はできませんが終わりが見えてきたのかなと思います。

 

さて、韓国は新学期が3月に始まりますが、コロナの影響で

新学期の始まりが4月までずっと延期になっていたことは

先月のブログでお伝えしましたよね。

しかし、当初の予定と変わって入試の問題がある中学3年生と高校3年生からオンラインで

授業をしようという発表がされて今月9日からオンラインでの授業が始まりました。

 

新学期の始まりが1週間、2週間ずつ延びたときには

休みが長引くだけで落ち着いたら登校が始まると思っていたら

オンラインで授業が始まるとは…正直かなりびっくりしましたし

現場の教職員、生徒たち、保護者たちのいろいろな意見もありましたが

どんどん環境が整えられて、オンライン授業が始まりあっという間に3週間経ちました。

 

各学校・各先生によっても対応の仕方がいろいろあるのですが

教育部からオンライン授業についてはこのような方式があるといった案内がされました。

・双方向授業(いわゆるリアルタイムにコミュニケーションをとりながら行う授業)

・コンテンツ活用型授業(生徒たちにEBS(教育テレビのようなチャンネル)の動画などを見てもらい、授業の代用とする)

・課題提出型授業(課題を提示し、提出させて授業を受けたこととみなす)

この中の方式を組み合わせてやっている先生もいらっしゃるようです。

 

私が勤務している学校は現在3校ありますが、すべて生徒たちの管理は

Google classroomで行われています。

その中で、出席管理・課題提示・提出なども行っています。

また、リアルタイムでの授業はGoogle meet(ハングアウト)のリンクを

Google classroomに紐づけて生徒たちがアクセスできるようにしています。

 

IT強国とはいったものの、ふたを開けてみるとそうではないのが現状でした。

学校で働いている先生たちの多くは年配の先生方です。

新しい機器・技術・プログラムなどに四苦八苦。

現場を見ている限り、若い先生方のほうが意欲的で

新しい技術にも慣れていて率先して周りの先生方を助けたりリードしたりしているような気がしました。

 

実際にオンライン授業をしてみての感想としては、

当たり前のことですが長所も短所もあるという印象でした。

短所としては

・生徒の顔が見えない(私の勤務校ではカメラをつけることを強制していません)

・マイクが使えない生徒が多い(各家庭によって環境を整えられていない場合が多い)

外国語の授業なのでマイクが使えないと難しいです。

・グループでの活動ができない

Zoomだと、会議中にその場でブレイクアウトルームを作って

数名づつの部屋にわけることができるようですが、Google meetは事前準備が必要なようです。

また、マイクがない生徒が数名いるので部屋を分けて活動させるというのもうまくできない可能性があります。

長所としては

・教室よりもホワイトボード、パワーポイントが見やすい

・教師の口元が見やすい(外国語授業なので)

・課題の提示・提出管理がしやすい

・課題のペーパーレス化

・教室ではぼーっとしているタイプの子が意外と活躍(?)

 

まだまだ課題は山積みで、普段の対面授業よりも数倍疲れて

肩こりも激しくなってきましたが(笑)オンライン授業の時期を乗り越えて

私も生徒たちも成長した姿で会うことができるといいなと思います。

 

(すんじゃ)