あんにょんブログ
青年会みんなの情報ブログチョンソンのF-4 ビザ取得顛末記(その1)
アンニョンハセヨ。チョンソンです。不自由を強いられる毎日ですね。でも健康第一だから、なんとかこの日々をやり過ごしていきましょう。
さて、実はチョンソンの国籍は現在、日本となっています。韓国にルーツがあるのに国籍が日本ということで、2020年4月初旬現在、韓国に行く際にはビザが必要です。
今回は感染症が原因なので仕方ないと思いますが、日本と韓国の関係次第でカッタワッタしにくくなるのはとても困る。だってチョンソンは韓国人だから。そこで以前からずっと考えていた、F-4(在外同胞)ビザを取得することにしました。
F-4ビザとは
「過去大韓民国の国籍を有した者で外国の国籍を取得した者」か「父母の一方又は祖父母の一方が過去大韓民国の国籍を有した者で外国の国籍を取得した者」が、その国籍のままで在日韓国人同様、韓国内で自由に就労や滞在ができるビザのことを言います(更新の必要あり)。
このブログを読んでいる中には、チョンソンと同じように日本国籍でF-4ビザが気になっている人もいるのでは? そこでビザ取得までのことを、ここで紹介していこうと思いました。参考になれば幸いです!
まず必要なものは「犯罪経歴証明書」
まだ緊急事態宣言が出ていなかったある日、チョンソンは東京都在住なので、港区にある韓国大使館領事部に行きました。
1階のゲートではセキュリティチェックとコロナ対策のためのサーモグラフィがありますが、これを通ったら階段で3階受付へ。そこに置いてある
・査証発給申請書
・新型コロナウィルス 健康状態確認書
・確認事項
の書類を手に取り、後ろのテーブルで記入する流れになっています(下の2つは新型コロナウィルス関連の質問票なので、常に必要なわけではなさそう)。
査証発給申請書には名前や性別、国籍などの基本情報や職業に加え、「かつて他国のパスポートを持っていたことがあるか」「結婚しているか」「最終学歴は」などの項目があります。商用や観光など他のビザと同じ書類のため、「訪問の目的」欄に色々書いてありますが、ここは「その他(F4)」と記入すれば大丈夫。あと写真も必要なので、建物1階の機械で撮影しましょう(700円でした)。さらに
・いつ
・どれだけの期間
・どこに泊まるか
も聞かれるのですが、正直こんなご時世だし、予定はまだ全然決まってない。なのでここは空欄にしておきました。
書類を書き上げたら受付にいるアジョシ(この日は男性でしたが、日替わりかも)にチェックしてもらいます。空欄にしていた滞在の詳細も書く必要があると言われたのですが、ここはざっくりでOKな模様。彼が書いて欲しいという部分を埋める→再チェック後に番号表を渡されるので、しばし待ちましょう。すると番号で呼び出されます。
カウンター越しにちょっと声が小さいアガシが書類を確認してくれたのですが、彼女はぺらっと1枚の紙を渡してきました。なんでも「F-4ビザ取得のためには、過去6か月以上滞在していた国が発行する犯罪経歴証明書を提出する必要がある」と書かれています。えっ何それ……? するとアガシは「外務省で取ってきて、その書類を持って再度来てください」と言ったのであります。
なんだそりゃー?
よくわからないのでその場でぐぐってみると、過去の犯罪歴を証明するもので、警視庁で受け取れるらしいということがわかりました。
「アガシ、外務省って言ったけど警視庁じゃん(フフフ)」などと思いながら、帰りがてら霞が関の警視庁に向かうことに。受付で「犯罪経歴証明書を取りに来たんだが」と言うと、
「警視庁は受け取る場所で、申請は外務省でっせ」
的な言葉が返ってきました……。アガシ、ミアネ。ネガチャルモッテッソヨ。幸いにも外務省は警視庁のすぐ近くなので「今から行く」と言ったら
「まず電話した方がいい」
と、「外務省領事サービス室 証明班」の電話番号が書いてあるメモを渡されました。
そこに書いてあった番号に電話すると
・申請は外務省に来る必要はなく、メールや郵送でOK
・申請のために必要な事前審査を外務省から警察庁に申し込むため、担当あてに
1.記入済み・写真を添付済みのF4ビザ申請書の写し
2.取次依頼書(このメールに添付されています)
3.駐日韓国大使館領事部又は総領事館からのレターの写し
を送ってほしい
・警察庁での審査は平均で4週間程度かかる
・警察庁での審査後に直接電話連絡があり、その後都道府県警察本部での申請が可能となるが、指紋採取が必要
・指紋採取後、証明書の受領までにさらに10日ほどかかる
と言われました。
まだまだ時間がかかる予感ですが、緊急事態宣言が解けるのがちょうどその頃(予定だけど)なので、待つとするか……。
ということで動きがあったら、またここで報告します。あっ、犯罪経歴証明書を申請するには領事部または総領事館からのレターの写しが必要なので、いきなり外務省に連絡しないようにご注意を。ではまたアンニョン。
(チョンソン)