11月22日～25日に開催された在日韓国青年会主催の韓国研修会に参加させていただきました。この研修会は青年会執行部および活動に意欲的な者を対象とし、全国から50人近い在日青年が集まって学習と交流を行いました。

昨今、南北会談や米朝会談といった融和へ向けた動きが話題となった一方で、慰安婦問題や竹島問題などまだ数多く残る中、私たち在日青年が母国の歴史や社会情勢に関心を持つことは大切なことであり、今回、普段は行けないような場所に行き、実際に見て、触れて、体験し、みんなで思いを語り合えたことはとても貴重な経験となりました。

初日には、祖国統一に向けて活動している民主平和統一委員会の事務局長による講演が行われました。

平和・融和に向けた取り組みとして南北会談や北朝鮮への訪問のことを、写真を交えてお話していただきました。このようにな団体が韓国と北朝鮮との架け橋として活動していることに感銘を受け、とても興味深い講演会でした。

皆、真剣に聞いています

事務局長と記念撮影

　2日目は、南北統一コース、経済コース、歴史・人権コース、社会コースと4つのグループに分かれて学習や体験を行ってきました。各コースの様子はそれぞれの担当者にお任せしますので、ここでは触れないでおきます。（後日、お楽しみに！）

　3日目には、前日に行った各コースでの活動を振り返り、班別で内容をまとめて発表を行いました。

限られた時間での発表のため、伝えたいことをどのようにまとめられるか話し合い、前日の感想や思いを語り合うことで、その人が感じたことや違う視点からの見方など新しい発見がいくつもありました。また他のコースの内容も共有できて、みんな興味深い様子で発表を聞いていました。

　最終日には仁川にある韓国移民博物館に行き、移民の歴史を当時の資料や再現を通して学ぶなど、初めて参加した私にとって見るもの全てが新鮮で、実際にその場所に行くことによって、文章や写真だけでは伝わらない空気感や思いを感じることができたことはとても良い経験となりました。

リニューアルした韓国移民博物館

世界にいる在外同胞の足取り

4日間の研修を通して、普段日本で生活していたら考えることが少ないかもしれない祖国の歴史や文化などを、在日青年である私たちは学び、知ることの大切さを改めて感じました。

もちろん！日本のコーナーもありました

とある青年の母校の歴史資料もあり、興味心身

　そしてこの研修会でのもう１つの目的は、多くの在日同胞との出会いです。

最終日の夕食にて

初めて会う人や久しぶりに会う人など全国の在日青年と交流ができ、新しい仲間と楽しく話し、お酒を飲み、時には悩みを語り合うことができるのも青年会の魅力の１つではないでしょうか。

懇親会！班別交流企画の発表もありました

これからもそのような出会いを大切にしながら、仲間の輪を広げていけたらと願っています。　　　　　　　　　　

（李　尚根）