あんにょんブログ
青年会みんなの情報ブログ在日韓国人青年の海外赴任日記15-海外で知り合いの輪を広げるには?-
海外赴任中の在日韓国人青年のユインです。
海外赴任が決まり,多くの方が共通して感じることの1つが「知り合いがいない土地に行くことの不安」ではないかと思います。当初はまさに僕もそんな感じでしたが,いまはそれなりに知り合いや友達が増えて楽しんでいます。
ということで,今回は僕がどのようにして知り合いの輪を広げてきたのかを紹介しましょう。
*個人の顔がたくさん映り込んでいるので,今回は画像を加工していて背景もボケ気味になっているのはご了承ください。
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目次
■赴任先によって事情はかなり異なる
■集合住宅は知り合いを増やす格好の場
■同僚とのオフタイム
■県人会の活用
■同世代コミュニティの活用
■韓人会の活用
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■赴任先によって事情はかなり異なる
当然のことかもしれませんが,都会に行くのか郊外に行くのかという点でも異なると思いますし,国柄ということもあるかもしれません。
僕が赴任している香港は,狭いところに多くの人が住んでいるということで赴任者(あるいは移住者)とのネットワークはとても狭いと感じています。「新しく知り合った人には必ず共通の知り合いがいる」なんてことは日常茶飯事です。新しく知り合った人とFacebookで友人登録する際には必ず「共通の友人」が何人かいたりするので,本当に狭い社会だなぁと思っています。(日本国内でも在日同胞の社会は狭いと思うことが多いですが,それ以上の狭さです。)
また香港では一軒家に住むなんてことは普通あり得ないことですから,集合住宅に住むことになります。当然ながらひとつ屋根の下に過ごす住民同士がエレベータやラウンジといった共用施設で接点を持つことも多くあります。そんな中で知り合いが増えていくこともままあります。
一方で,たとえば広大な面積を持つアメリカで隣の家まで車で数分。といったところに赴任した場合にはこうはいかないかもしれません。ただ,こういったケースは僕自身の経験がなく伝えることができないので,今回は香港での事例を紹介しますね。
■集合住宅は知り合いを増やす格好の場
僕が駐在員向けのアパートに住んでいるのは以前の記事(在日韓国人青年の海外赴任日記3:赴任後準備編その2)で伝えたとおりです。駐在員は通常任期がありますから,皆さん同じような境遇です。そして生活パターンが同じような人とは共用スペースで接点が増えるので,知り合いになりやすいです。
半年ほど前のことですが,アパートの住人仲間で香港の郊外へハイキングに行きました。あいにく前日に雨が降ってしまい足元が悪く,予定していたコースから変更になってしまいましたが,ワイワイ言いながら,おやつを食べたり写真を撮りながらコースを回ったのは良い思い出です。
■同僚とのオフタイム
香港は週末にハイキングに行くというのが定番のアクティビティだったりします。(韓国も同じですよね。)ということで,僕もたまに香港人や香港生活が長い外国人の同僚に連れていってもらいハイキングに行きます。普段運動しないことが祟り,息切れで吐きそうになったり,翌日に筋肉痛に悩まされたりするわけですが,普段コンクリートジャングルに囲まれて住んでいるので自然と触れ合える時間は本当にリラックスします。
職場の仲間とプライベートでも付き合いができるまでの関係になれると良いですね。
■県人会の活用
次に赴任先に皆さんの地元(あるいはゆかりのある土地)の県人会なるものがあるか確認をしてみてはいかがでしょうか。ここ香港には様々な都道府県の県人会があります。各県の個性が色々出ています。頻繁に集まっている県人会もあれば,あまり積極的ではない県人会もあったり。と様々です。
国籍や出身に関わらず,その土地にゆかりがあったり,旅行で訪問したことがあったり,興味があるというだけでも参加資格がある場合が多いです。実際,僕も地元の県人会に参加しましたし,学生時代に学会発表で1度訪れたことがあるだけの県の県人会に参加させてもらったりしました。たまに,日本語がまったく分からない現地在住の人が参加してきたり。というケースもあり,なかなか楽しいです。僕もこういった場で日本人や香港人などと知り合うことができました。
■同世代コミュニティの活用
例えば運動をされる方であれば,週末のスポーツチームに参加して知り合いを増やすこともあるようです。が,それ以外にも知り合いを増やす道は色々あるようで…。僕は同世代コミュニティに入っています。(なんと県人会で知り合った方の旦那さんが主宰者で,それがきっかけで参加しはじめました。)
僕が参加している「香港R-35の会」は35歳近辺の人が集まっています。(青年会の会員層と同じ年代ですね~)同世代が多く集まってくるので,すぐに打ち解けます。僕はここで日本人以外にも現地人や,在米韓国人とも友達になったりしました。
県民会や,こういった同世代コミュニティの場合は,赴任者や現地在住者向けの情報誌やフリーペーパーに宣伝が出ていたりします。日系スーパーや飲食店,駐在員の多い物件の場合には共用スペースに置いていることもあります。
■韓人会の活用
最後になりましたが,いまや世界中に住んでいる韓国人も,各地で「韓人会」と呼ばれるコミュニティを作っています。ここ香港にも韓人会があります。それぞれの土地で活動があると思いますので,確認してみてはいかがでしょうか。香港の場合は会員でなくてもニュースレターを購読できたりするので色々と現地の韓国人コミュニティの情報を仕入れることができます。
僕が楽しく生活している様子が,少しでも伝われば嬉しいです!
では,また。
(ユイン)