あんにょんブログ

青年会みんなの情報ブログ

在日韓国人青年の海外赴任日記17-香港と中国(その2)-

在日韓国人青年の海外赴任日記17-香港と中国(その2)- 在日韓国人青年の海外赴任日記17-香港と中国(その2)-

海外赴任中の在日韓国人青年のユインです。

今回は前回に引き続き,香港と中国の関係について共有しますね。

(本記事では便宜上の理由で香港と中国を並列して記載しています。特定の政治観を主張する趣旨のものではありません。)

 

皆さんは香港と中国の違いってイメージできますか?

まずは表面上の違いから。よく混同されてしまいがちな台湾も含めて比較してみましょう。

マンダリンというのは,我々がいわゆる「中国語」と呼んでいるものです。中華圏では「普通話」とも呼ばれる標準語です。日本では「北京語」と呼ばれることもありますが,この言い方は厳密には正しくないそうです。(日本語でも標準語≠東京弁ですもんね。)

 

1997年に香港が中国に返還されて以降は,香港の学校教育でもマンダリンの授業が始まったらしく,香港では世代によってマンダリンを話せたり話せなかったりするようです。返還以後も日常生活は変わらず広東語なので,香港の人々にとって,まだまだ中国語(マンダリン)は外国語のような存在なのかもしれませんね。

 

じゃあ,広東語とマンダリン(普通話)はどれくらい違うか…?よく広東語は「方言」なんて言われますが,僕に言わせれば日本語と韓国語くらい違います。(たまに同じ言葉があるというくらい。基本的には相互に意思疎通が難しいです。)

違いを例示してみますね。

全然違いますよね…。

 

香港はイギリスの名残で英語の通用度が高いですし,先ほど触れた通りマンダリンも香港では通じつつあります。しかし,やはり広東語が少しでも話せると便利に感じることが多いのも事実です。これは,香港の人々のアイデンティティと関連しているようです。お店なんかでも,片言でも広東語で話しかけると無愛想だった店員さんが少し親切になったりすることも生活をしていて実感します。

一方,大陸出身の中国人は「香港の人は冷たい」と感じることがあるようです。次の記事では,このあたりについて触れたいと思います。

 

今回はここまで!

 

(ユイン)