あんにょんブログ
青年会みんなの情報ブログ多人種ですけど何か?~在日韓国人のシドニー滞在記~
Hey, How are you?
どうも、しげきむです。早速ですが、クイズです。
シドニーの人種構成はどんな感じだと思いますか?
- オーストラリアだし白人だらけ
- とにもかくにも中国人の観光客だらけ
- 白人もアジア人もインド系も中東系もヨーロッパもとにかく沢山
オーストラリアにどんなイメージを持っているかにも依るところではありますが、答えは 3 で
す。
もうとにかく色んな人種が生活しています。
そんな中で僕自身も生活していて、
この「人種」というものについて、日本で生活していた時には得られなかった気付きがありま
す。
シドニーのシティのど真ん中を歩いていると、様々な職種のワーカーたちが働いています。サ
ービス業、オフィスワーカー、建設作業員、配達業などなど、人の多さも相まって非常に活気
に溢れています。
1 時間、シティでテラスがあるカフェでお茶をしながら外を眺めているだけで、世界中にいるい
ろんな人種の人を見かけることができるんじゃないかというほど、本当に色んなバックグラウ
ンドをもった人がいます。
イギリス、中国、ニュージランド、ベトナム、インド、レバノン、イタリア、韓国、ギリシャ
などなど・・・僕はいちいち分類するのを諦めました。
理由は、いちいちそんなことするのが面倒くさすぎるためです。見た目は違えど、ハンバーガ
ーを皆食べるし、中華料理屋にも行くし、箸で寿司食べるし、パブでビール飲むし、文化的な
背景や宗教の違いはあれど、それぞれが各々の存在意義の元に生活している感じです。
街の人も皆が皆を Aussie だと思ってるみたいです。そのため、英語が出来ないと、観光客だと
思われてしまいます。
同時に、とにかく目を合わせて、喋って、話し合って物事が進んでいきます。
「人種なんかより
目の前のもっと大事なことにフォーカスしよう」
「とにかく自分はこうしたいから
あなたにはこうしてほしい」
と言わんばかりに接してきます。
そんで、その場で求められていることに向かって
ちゃきちゃき対応していく。基本的に親切な人が多いです。英語圏のスピード感にも寄与する
ところかなとも思います。
ちなみにですが、スモールトークも起こります。このスモールトークというのは、日本語でい
うところの世間話のこと。家族の話、ゴシップ、週末の予定の話などなど。
何に驚くかというと、スモールトークをする場所で、とにかく時間と場所を問いません。同僚
同士はもちろん、行列に並んでいるとき、電車で目が合ったとき、コンビニの店員と客、飲食
店でも、知らない人同士でもめちゃくちゃ喋りまくります。
この状況下だからこそ、日本で生活していて知らず知らずのうちに
鍛えられてた能力があった、とこっちに来て気が付いたことがあります。
以下、あくまで個人的にですが。
自分、2〜3 手先まで相手がしたいことを読めてるんじゃないかと。
普段働いてると、それぞれの人達にそれぞれの立場と考え方があって、
ギャップを感じることがあると思います。
で、自分はそのギャップに対応するために、
この人はこう動くはずだから自分はこう動こうとか、
この前こうだったからあのパターンも試してみようとか、
シナリオがなんとなく頭に浮かんでるから一個一個潰していこうとか、やってました。
おそらくですが、日本の若い人でそうやって働いている人って結構いるはずです。
色んな人種の人たちと友達になるにあたって
この能力(と言っていいものかどうか分からないけど)がこっち来てから非常に使えてます。
さらに踏み込んで言うとすると、これは日本の文化圏で育った人には簡単に習得できる能力だ
と思います。なぜならば、日本の社会的な環境の中では、このような「微調整」が繰り返し発
生しているからです。これが日本の現代文化の強みでもあると思います。とにかく粘り強く、
です。
こっちの方が明らかに Yes/No がハッキリしていてすぐに検証できます。
自分にもそういう態度が求められているような気がするので、最終的には怖いものなしの精神
でガンガンチャレンジして問題なく過ごせてます。日本にいたときよりも自分を出すことが許
されていると言うこともできます。
人種や趣味趣向の多様性が増すと、カオスになるのではなくて、はどんどん分かりやすい世の
中になっていくのかもしれません。
最後におまけではありますが、アジア系男性が海外でモテないと言われがちではありますが、
そんなことはありません。その人次第です。英語で相手のことを理解するというベーシックな
ことができていれば、レッツトライです。
ってなわけで、また次回(^^)/
(しげきむ)