時代を映す、日韓コラボ一覧
昨年開催された、韓国の音楽専門チャンネル・Mnetが主催する音楽授賞式『Mnet Asian Music Awards(MAMA)』に、TWICEやBoAとともに、AKB48が出演した。
ステージでは、韓流アーティストのI.O.Iとコラボし、AKB48の大ヒット曲である『恋するフォーチュンクッキー』や『ヘビーローテーション』を披露した。
さらに、AKB48の生みの親である秋元康氏が登場し、韓国で人気の視聴者参加型オーディション番組『PRODUCE101』の日本版、『PRODUCE48』なるプロジェクトを始動させることが発表された。
ますます、加速するであろう日韓アーティストのコラボ。
そこで、今回は、今までに結成された日韓コラボアーティストたちを紹介したいと思う。
さきがけは、2002年に、V6と3人組からなるアイドルグループのS.E.SのShooとのコラボ作品『One』である。
ジャニーズとS.E.Sの所属事務所であったSMエンターテイメント、日韓を代表する巨大事務所がコラボした歴史的な作品でもあるのだ。
日韓両国で発表され、他にも、メンバーの井ノ原快彦とShooがドラマ共演し、井ノ原がS.E.SのPVに出演するなど、コラボを深めていた時期でもある。
そして、代表格は、2007年に東方神起と倖田來未が発表した
『LAST ANGEL』。
当時はまだ5人組で駆け出し中であった東方神起が、人気絶頂だった倖田來未とコラボした貴重な一曲。
初々しい、今ではみることができない5人の姿が懐かしい作品だ。
2009年には、こちらもいまや、日本で大人気となっているBIGBANGのG-DRAGONとw-indsがコラボした『Rain Is Fallin‘』。
ラップはG-DRAGONが手掛け、w-indsの爽やかな印象を封印し、BIGBANG色が色濃くでた作品でもある。その年の日本レコード大賞優秀作品賞に輝いた作品でもある。
2010年には、こちらもBIGBANGのメンバーであるSOLが青山テルマとコラボした『Fall in Love』や、今や大スターとなった三浦大和と、BoAがコラボした『Possibility』などがある。
最近では、2016年に7人からなるアイドルグループのAOAと西川貴教がコラボしたことが話題となった『愛をちょうだい』。
男女の恋の駆け引きをテーマにAOAと西川貴教が男女の恋心歌い上げる絶妙な掛け合いが何とも言えない楽曲だ。
おまけだが、80年代に日本デビューを果たし、紅白歌合戦にも出場したことがあるチョー・ヨンピルは、堀内孝雄と『野郎たちの挽歌』をコラボしている。
また、堀内孝雄は、90年代にも、これまた、日本でヒット曲を連発し、同じく紅白歌合戦に出場したことがあるケイ・ウンスクとともに『都会の天使たち』を発表した。
振り返ると、日韓コラボ芸能史にも歴史があることを垣間見ることができる。
(松庭直)
~日韓コラボ楽曲の紹介~
倖田來未 / LAST ANGEL feat.東方神起
出展:YouTube
[MV] W-inds feat G DRAGON – Rain Is Fallin
出展:YouTube
BoA / Possibility duet with三浦大知
出展:YouTube
〔MV〕AOA – 「愛をちょうだい feat. TAKANORI NISHIKAWA (T.M.Revolution)」
出展:YouTube