あんにょんブログ
青年会みんなの情報ブログ韓国に桜はあるの?春のお花あれこれ
アンニョンハセヨ!
寒い冬がようやく過ぎ去り、春が近づいてきました。
個人的ですが私も含め、花粉症の方はまだまだ試練が続きますね^^;
さて、日本に住んでいて「春のお花」といえば何をイメージするでしょうか?
色々あるかと思いますが、その中でもこちら
【桜】をイメージする方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、韓国の桜を含め、春のお花についてご紹介いたします!
✿韓日の桜事情✿
公式に法としては定められていませんが、日本の国花として愛されている桜。
韓国でも全国各地で桜を見ることが出来ます。
少し歴史事情に触れておくと、日本統治時代には各地に桜が植えられ、韓国の方にとって「サクラ=日本の象徴」というイメージがついてしまったそうです。
日本独立後に伐採されたところもあったそうですが、1960年代に「王桜」という桜の品種が済州島原産だと認められたことから、桜に愛着を持つようになっていったそうです。
そして驚くことに、現在韓国で咲いている桜の多くは、戦後在日の1世2世の方々によって寄贈された「日本産」の桜だそうです!
しかし、多くの韓国の方々はこの事実を知らないそうなので、それは少し残念ですね。
詳しく書かれたコラムが下記に載っていますので、ご興味ある方はご一読を。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9368?page=3
韓日の「桜の原産地」を巡る論争などは今でもありますが、多くの人が純粋に桜のお花見を楽しむことは事実です^^
2019年の韓国の桜開花予想図です。
ソウルの開花予想は4/3です(新潟県と緯度が同じの為)。
ソウルの桜の名所といえば、政治と経済の中心地であるビジネス街で、ソウルを流れる漢江の中洲、汝矣島(ヨイド/여의도)。
2005年から毎年行われている「永登浦汝矣島春の花祭り(영등포여의도봄꽃축제)(4/5~11)」では、桜をはじめとした春のお花を約90000株見ることができます。
ちなみに韓国で最大規模の桜の本数を誇る、鎮海(チネ/진해)という場所があります。
その数、なんと約34万本!
日本の桜の名所である奈良の吉野山で約3万本なので、鎮海ではなんとその10倍以上!!
これは一見の価値がありそうですね。
韓国最大の桜祭り「鎮海軍港祭(4/1~10)」は、韓国観光100選のひとつに数えられるほど知名度の高いお祭りだそうです。
ちなみに鎮海の場所はこちら。
慶尚南道・昌原市の一区で、釜山の近くにあります。
ほか全国では、慶州で「桜マラソン&ウォーク(4/6)」、済州で「済州桜祭り」(3/29~31)なども行われます。
韓国旅行予定のある方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか^^
✿韓国の春のお花✿
韓国の方々にとって、なじみのある春のお花をご紹介します。
●ケナリ(개나리)日本名:レンギョウ
韓国を代表する春のお花で、黄色く小さな花を咲かせます。
公園や野山で見ることができるので、身近なお花として親しまれています。
●チンダルレ(진달래)日本名:チョウセンツツジ、カラムラサキツツジ
ケナリが開花した後、間もなくして咲くそうです。
日本には咲いてない品種で、一般的な日本のツツジのイメージとは異なり、淡い紫色のお花です。
他にも木蓮、梅の花などたくさんありますが、今回は代表的な2つをご紹介しました。
ちなみに日本では「お花見=桜を見ながら飲み食いして楽しむ」というイメージがありますが、韓国では飲食はせず、桜や春のお花を見ながら散策する、というのが一般的な楽しみ方です。
ここにも日本と韓国の違いがありますね。
✿おまけ・韓国の国花✿
韓国の国花は、初夏〜初秋にかけて咲くムグンファ(무궁화・日本名 ムクゲ)です。
韓国の애국가(国歌)の歌詞にも登場し、パスポートのデザインにも使用されています。
また、1960年代から「ムグンファ号」という急行列車も走っており、昔から広く親しまれている象徴のお花です。
ちなみにムグンファは漢字で「無窮花」と書き、ねばり強く咲き続けるさまが民族性を表すとされています。
対して桜は、“短命で儚く、散り際の潔さから武士道の象徴とされた”とも言われており、ここでも韓日の民族性の違いが表れてるのではないかと思います。
美しい花々を鑑賞し春を楽しみましょう♪
(エリナ)