あんにょんブログ
青年会みんなの情報ブログ2020 TOKYOオリンピックに向けて ~韓国の国技、テコンドー~
アンニョンハセヨ!エリナです。
東京オリンピックまであと1年数ヶ月となりました!
そこで今回は、私たちのルーツである韓国の国技【テコンドー】についてご紹介いたします☆
◆そもそもテコンドーとは?
テコンドー(태권도)は、漢字で「跆拳道」と書きます。
跆=踏む、蹴る、飛ぶ
拳=拳(こぶし)で突く
道=正しき道を歩む精神
を意味しています。
テコンドー創始者である崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏が朝鮮半島の古武術や中国武術、そして崔氏が日本留学中に学んだ松濤館空手を基礎として研究を重ね、独自の技術体系を確立し、1955年に「テコンドー」と命名しました。
テコンドーの原形は、古くは高句麗時代の遺跡にある壁画にその姿を見ることが出来るそうです。
◆テコンドーの競技人口
2016年の時点で約7000万人おり、世界206ヶ国に普及しているそうです!
アジア、ヨーロッパ圏が強く、メダリストもさまざまな国から出ており(もちろん韓国選手が多いです!)、世界的に愛されている競技です^^
ちなみに日本では2015年に濱田真由選手が世界女王に、
2000年シドニーオリンピックでは岡本依子さんが銅メダリストになりました。
◆オリンピック競技としての歩み
テコンドーは1988年のソウルオリンピック時に誘致することに成功し、実験的に行われる「公開競技」として初めて実施されました。当初は現在の体系的な指導方法や指導者などの体制が整ってなかったそうで、その後1992年のバルセロナオリンピックの公開競技を経て、2000年シドニーオリンピックで正式競技として認定されました。その後のアテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロ、そして2020年東京オリンピックでも正式競技として認定されています。
また、2020年東京パラリンピックではパラテコンドー競技が初めて採用されることになりました!
◆テコンドーのルール
テコンドーは、大きく分けて3つあります。
オリンピックでは、キョルギ(組み手)が競技種目となっており、「足のボクシング」とも言われています。
8メートルの八角形のマットで、1ラウンド2分間を3ラウンド行います(インターバル1分)。
男女とも体重別の4階級別に分かれており、トーナメント方式で争います。
勝敗は、試合時間内に獲得したポイント数によって決めます。
※ノックアウト(KO)で決着する場合と、試合時間内に獲得したポイント数によって決める場合があります。
胴防具とヘッドギアは電子防具になっており、足のセンサーが当たることでセンサーが反応し、重さで得点となります。
得点は、
・パンチ:1点
・胴防具にヒット:2点
・胴防具への180度以上の回転蹴り:4点
・頭部ヘッドギア:3点
・頭部ヘッドギアに180度以上の回転蹴り:5点
・反則技はカムチョン(減点)で相手に1点追加になります。
また、パンチと回転蹴りについてだけセンサーではなく人の手で追加します。
大きな反則は、
・コートから片足が出る
・転倒する
・下段蹴り
・顔面パンチ
・カリョ(分かれ)のあとに相手を蹴る行為
です。
細かい反則は沢山あるそうです。
もっと詳しいルールについては、下記のURLをご参照下さい☆
https://www.ajta.or.jp/taekwondo/gyeorugi/
ちなみにパラリンピックで初採用されるパラテコンドーは、
・キョルギ(組手、身体障害のある選手にとってのパラ・テコンドーキョルギ)
・プムセ (型、知的障害選手のためのパラ・テコンドープムセ)
の2種目で競われます。
◆同胞のオリンピック代表候補選手
オリンピックの日本代表(日本籍のため)候補として期待されている、同胞の選手を紹介します!
☆江畑(金)秀範選手
1992年生まれ(現在26歳)、大阪出身。
全日本学生テコンドー選手権大会では-80kg部門で8連覇を成し遂げ、 韓国の国体では海外同胞の部で金メダルを5度獲得した実力の持ち主です!
2020年、自国開催でなおかつ在日の代表として是非とも頑張っていただきたいですね★
以上、簡単ではありますがテコンドーについてご紹介いたしました。
オリンピックに向けて、テコンドーを楽しむ一助となれば幸いです!
◆おまけ
本記事を投稿するにあたり、東京・下北沢でテコンドー教室「SEVEN SPICE」の運営と講師をされており、テコンドーの普及に尽力されているSOOMIさんにご協力いただきました!感謝いたします^^
SEVEN SPICEでは毎週レッスンを開催しており、初心者の方も気軽に参加出来るので、ご興味のある方はこれを機に是非体験するのも良いかもしれません^^
SEVEN SPICEのホームページはこちら↓