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One for all. All for oneの精神ですけどなにか?〜在日韓国人のシドニー滞在記〜

One for all. All for oneの精神ですけどなにか?〜在日韓国人のシドニー滞在記〜 One for all. All for oneの精神ですけどなにか?〜在日韓国人のシドニー滞在記〜

Hey guys! 

 

  

どうもお久しぶりです。しげきむです。 

 

ラグビーワールドカップが始まりましたね。日本国内での盛り上がりはいかがでしょうか? 

 

 

ラグビーの日本代表を見ると、サッカーとは違って、世界中にバックグランドを持つ選手がいます。彼らが日本代表のユニフォームを来て、躍動する姿は、在日の我々にとってどんな意味をもつでしょうか。少なくとも私個人は、多様性や民族融和の象徴のように見えています。ニュージーランド代表のハカはあまりにも有名ですが、これもラグビーというスポーツを媒介にして、白人社会とマオリ族の融和の象徴であるとされています。 

 

オーストラリアとスポーツ 

私のいるオーストラリアでは、ラグビーは最も人気のあるスポーツです。ついでクリケットやバスケットボールと続き、その他に水泳やサーフィン、テニスと続き、イギリスの影響を強く受けています。ただし、サッカーはなぜか人気がありません。 

 

これはラグビーが人気すぎるからという理由もあるからかもしれません。以前私が通っていた語学学校の先生で大のラグビー好きの先生がいましたが、彼女曰く「世界でサッカーが人気なのはわかってるけど、いわゆるスポーツ観戦の醍醐味ともいえる“男らしさ“はラグビーにしかないわ。サッカーは転んだら痛がったり、抗議したりいかにも弱々しい」このように、オージーはフェアな精神や清々しさといったものを好む傾向が強いように思います。 

一方で、対等な関係を好み、フレンドリーで気さくな人が多いのも事実です。まるで絵に描いたような爽やかなスポーツマン・スポーツウーマンにような人たちが多いです。 

 

そのせいか、オーストラリアのジムの混み具合は日本以上で、私の知り合ったオージーでスポーツをしていない人はいないほどです。 

 

オーストラリアを語る上でスポーツは欠かせない要素であると私は感じています。 

オーストラリアは、オーガニックやエコロジーへの意識が非常に高い国として知られています。オーストラリアの税関は世界一厳しいとも言われており、入国する際には植物の種が入った食べ物、動物のエキスが入っているものは片っ端から検査されます。これはオーストラリア固有の生態系を守るための国策だそうです。私の友人は、ニュージーランドに旅行に行って帰ってくる際にメロンを荷物の中に入れていることを忘れており、晴れて申告漏れ、罰金$1,000(日本円で8万円ほど)をくらっていました。 

 

 

 

これは単なる一例に過ぎませんが、何が言いたいかと言うと、エコであることやオーガニックであること、そしてヘルシーであることはオーストラリアでは非常に評価されます。自然や健康であることへの敬意が根底にあるように思います。 

 

だからこそ、スポーツが人気です。スポーツでヘルシーな生活をし、フェアな精神を養い、日常生活に帰っていく。いわば、スポーツの高揚感を通して日常と非日常を行ったり来たりしているような感覚です。メリハリはハンパない。だからこそ、短い労働時間でここまでの経済発展を達成できているのかもしれません。 

 

スポーツの可能性 

お酒にハマった生活をして、一瞬でお腹周りに影響が出てきた経験はありませんか?かたや、お酒が好きで好きで仕方なくても、スリムな体型を維持した人を見かけたことがあるはずです。 

 

 

スポーツをすると、汗をかきカロリーを消費し、少しずつ疲労感が出てきて、何かに没頭しているような感覚があると思います。追い込めば追い込むほど、自分の身体の重さや鈍さ、限界や境界線のようなものを感じます。「自分はこれだけの存在なんだ」とか「次はもっと頑張ろうとか」、何かしら気持ちの面でもなにか良いものがもたらされます。 

 

トップアスリートを見ていて憧れに近いような感情を抱くのも、きっとその気持の裏返しなのかもしれません。他人の身体がまるで自分の夢を乗せて目標を達成するかのように、自らを投影する人も少なくないのではないでしょうか? 

 

オーストラリアではそれがラグビーなわけです。 

 

 

スポーツ交流の可能性 

少し話は飛びますが、韓日関係はかつてない冷え込みを見せています。そして、香港での暴動や台湾とソロモン諸島が国交を断絶したり、東アジアの国際政治は緊張感と不安定さが入り混じっています。 

 

 

こんなときだからこそ、スポーツを通してお互いの国の文化や言語を知るという課題解決への第一歩もありうるのではないかなと思います。それもできるだけ、国対国ではなくて、国籍混交のチームとチームのフェアさを通して実現されるとなお良いと思います。スポーツの世界に政治を絡めることほど野暮ったく無礼なことはないかと思います。 

 

なので、皆さんも、思いっきりスポーツを楽しんでみては? 

 

Catch ya later! 

 

 

(しげきむ)